いつものチキンカレー

初めてチキンカレーの記事を書いてから約半年。その間にいろいろなカレーを作り、ネットや本で知識も少しずつ増えてきました。それに合わせてチキンカレーのレシピも変わってきたので、ここで一度まとめておきます。

これからはこのカレーを軸に試行錯誤していくつもりなので、このブログではこれを「いつものチキンカレー」と呼ぶことにします。いわば、ここが基準点です。

前回のチキンカレーの課題

あわせて読みたい始まりのチキンカレーこんばんは。4747スパイスです。 今回は、これまでの検証結果を踏まえて、チキンカレーの美味しいレシピを考えていきます。…試作カレーたち

前回のチキンカレーには、こんな課題がありました。

  • コクの広がりが弱い
  • 後味の余韻が短い
  • 印象に残りにくい
  • ややさっぱりしすぎている

原因を考えてみると、どれも「味と香りの弱さ」に行き着くのではないかと思いました。

今回変えた3つのこと

これらを解消するために、大きく変えたのは次の3つです。

1. トマトの量を1/4に

前回はトマトが多すぎて、その酸味がカレー全体をさっぱりさせすぎていたのでは、と考えました。そこで今回は、トマトを前回の1/4まで減らしています。

2. 水分を半分に

前回は水とアーモンドミルクを合わせて240ml使っていましたが、今回は水のみ120mlに変更しました。水分を減らすことで、味と香りがぼやけないようにする狙いです。

3. パウダースパイスはトマトの前に

パウダースパイスを入れる順番を、トマトを入れる前に変えました。

玉ねぎ・生姜・にんにくを炒めた油にパウダースパイスを入れ、しっかり熱を加えるためです。パウダースパイスは熱を加えることで香りが立ち、粉っぽさもなくなるそうです。焦がさないよう気を遣う工程ですが、その価値はあると思い採用しました。

スパイスの構成も少し変更
ブラックペッパーで後味にピリッとした刺激を、ブラウンマスタードで香ばしさを加えています。そこに、クローブのほのかな甘みとカルダモンの爽やかさを重ねました。

材料(2人分)

基本材料

  • 玉ねぎ:1個(250gくらい)
  • 鶏もも肉:200g
  • トマト缶:50g
  • サラダ油:大さじ2(30ml)
  • にんにく:3.5g
  • 生姜:3.5g
  • 塩:3g

ホールスパイス

  • シナモンスティック:1/2本
  • カルダモン:5粒
  • クローブ:3粒
  • ブラウンマスタード:1.5g
  • クミン:1.5g

パウダースパイス

  • クミン:4g
  • コリアンダー:3.5g
  • ターメリック:1.5g
  • ブラックペッパー:0.5g
  • チリ:0.5g

ベース

  • 水:120ml

作り方

1. 鍋に油とホールスパイスを入れてから点火します。(油を熱する前にスパイスを入れるのがポイント)弱火でじっくり、焦がさないように加熱します。カルダモンは少し切り込みを入れておくと香りが出やすくなります。

2.ブラウンマスタードが白っぽくなってパチパチ弾けてきたら、クミンを加えます。クミンは熱に弱いので最後に。入れるときは一度火から外すなどして、焦げないように注意します。

3.クミンの香りが立ったら、にんにくと生姜を入れ、弱火で油に馴染ませるように炒めます。

4.にんにくの香りが立ったら玉ねぎを加え、全体を馴染ませます。(玉ねぎは南インド切り)

5.全体が馴染んだら強火にし、塩ひとつまみ(分量外)を入れて5分ほど炒めます。今回は「炒めすぎない」のがポイント。あまり動かさず、焼き付けるように炒めます(メイラード反応で香ばしさを出す狙い)。スパイスの種類が多いので、玉ねぎでコクを出しすぎず、サラッと香りをまとわせるイメージです。

6.玉ねぎが炒まったら弱火にし、パウダースパイスを加えて全体に馴染ませます。ここでパウダースパイスにもしっかり熱を入れることで香りが引き立ち、メリハリのあるカレーになるそうです。焦げそうになったら差し水をしながら炒めます。

7.スパイスが炒まったらトマト缶を加え、3分ほど馴染ませるように炒め水分を飛ばします。

8.全体が馴染んだら、鶏もも肉を皮目から入れ、中火で炒めます。

9.鶏肉に火が通ったら水を加えます。沸騰したら弱火に落とし、蓋をして3分煮込みます。

10.塩で味を整えたら完成です。
※お好みで、盛り付けたあとにカルダモンパウダーを少しふりかけても◎

食べてみた結果

ブラックペッパーのピリッとした刺激が心地いい、スパイスがしっかり香るチキンカレーになりました。前回感じた「さっぱりしすぎ」はかなり解消されたと思います。

このままでも十分おいしく、友達に振る舞っても恥ずかしくない出来です。ただ、万人受けはしそうな一方で、良くも悪くも個性が少ない「優等生」な味。

辛さで尖らせるのもいいし、アーモンドミルクやココナッツミルクで個性を出すのもいい。あえてそのまま出すのもアリだと思います。基準点としては、ちょうどいい場所に着地できました。

これから検証すること

  • 辛さの調整:どこまで上げるとバランスが崩れるか試したい。
  • ベースの変更:アーモンドミルクやココナッツミルクで、コクや個性がどう変わるか。
  • 副菜との組み合わせ:このまま出すなら、箸休めになる副菜があったほうがいいかもしれない。

この「普通のチキンカレー」を基準に、少しずつ変数を変えながら検証していきます。結果はまたこのブログで。

ARE YOU CURRY? YES, I'M CURRY!

夜な夜なスパイスカレーを研究し、開業を目指すブログ

TOP